セレクションマッチ34

福岡県選抜軍 選手選考会 3日目レポート

9月5日(土) 東福岡高校


エリアごとに色が違うグリーンと白いライン、そしてインゴールに映える真っ白な<HIGASHI>&<FUKUOKA>の文字が鮮やかな、完成したばかりの人工芝。
踏み心地がとても柔らかな、日本一<PHOENIX>の人工芝のグラウンドに、候補生46名が集合。

1週間前と同じ選手たちとは思えないほど動きも切れを増し、間違いなくレベルアップした熱いバトルが展開されました。
個々の選手たちの特徴もお互いにおぼろげながらわかってきたのか、急造チームとは思えないほど、息のあったプレイもたびたびありました。
この日のテーマは、福岡代表の選手としてのパフォーマンスをどれだけ体現できるかということ。
そして何よりもディフェンス。
これが福岡のチーム作りの大前提となります。
「そのことが理解できている子は、3日目になるとだいたい見えてきますよ。」
セレクターの言葉通り、筆者の目にも残る可能性のありそうな選手は、目についてくるようになりました。
けれど、まだまだ自分の持てる力を存分に発揮できていない選手もいるはず。
ここからが勝負です。

候補選手たちの昼食と休憩の間に、東福岡ラグビー部の30分ワンハーフのA・Bマッチが行われました。
さすがに連覇を目指すチームだけあって、パワー、スピード、スキル共にレベルの高いゲームが繰り広げられました。
特に、くらべるとやや小柄ながら懸命にタックルを繰り返し、最後には力の差が現れたものの、10分頃まではほぼ互角の展開に持ち込んでいたBチームの奮闘ぶりが印象に残りました。
花園予選も間近になってきました。
今年も日本一目指して、がんばれPHOENIX。

休憩後、20分ワンマッチのセレクションが再開。
ボールの動きが、なんだか急になめらかになったように感じたのは、2日半にわたってタイトなゲームを体感してきた選手たちの、急速な進歩によるものでしょう。
激しさの中にも、自分の役割をしっかり果たそうという意識の高さが見えてきたように思いました。

マッチ終了後、セレクターから、3日間の総括と、明日の最終日に向けての心構えについて話があり、解散となりました。


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朝早くの会場設営から、すべてのゲームのタッチジャッジ、ボールボーイ、後片付けまで、東福岡ラグビー部の1年生が務めてくれました。
ありがとうございました。
中には昨年度の選抜の選手もいて、選抜チームのコーチたちから、からかっているのかはげましているのかよくわからないけれど、心から応援している気持ちはおおいに伝わってくるラグビー界独特の会話も交わされていました。
すばらしいグラウンドを存分に利用させていただき、また試合用のジャージまで準備していただいた東福岡高校の皆様に、あらためてお礼を申し上げます。
ありがとうございました。

最終日レポート

9月5日(日) 九電香椎グラウンド


残暑とは名ばかりの強い日差しが照りつける九電香椎グラウンドに、発熱で欠席となった1名をのぞいて、45名が集結。
残念ながら昨日のセレクションで腕に負傷をおってしまった候補も、3日間共に闘ってきた仲間たちの応援で参加しました。
いよいよセレクションも最終日。
若干の緊張感がただようグラウンドを和らげたのが、いるか、ウサギ、パンダ、きつね、とおもしろい名前をつけられたチーム編成。
「俺たちは動物かい。」という笑い声もありました。

アップ中に、所属チームという垣根をこえてあちこちで談笑の輪が広がっていたのは、同じ目標に向かって走ってきた一体感の表れでしょう。
けれど、いざゲームが始まれば、ポジションを争うライバル、負けるわけにはいきません。
「タックルせん奴は、選ばんぞ!」
の声と共に始まったセレクションは、気持ちのこもったすばらしいゲームでした。
課題として与えられたディフェンスも、全員が良く動き、簡単に抜けて出るシーンはありませんでした。
タックル後のボール争奪戦も、仕掛けるかステイするか、判断も格段に良くなってきました。

4日間のセレクションの間に、意識と意欲の高い仲間たちとプレイすることで、候補の選手たちのレベルは数段階も上がりました。
選手への案内状にあった
「福岡の力」
がまさに育ってきた感です。

午後に行われる予定だった最終のマッチは、あちこち痛めた選手も何人かでてきたことや、暑さも考慮して、20分休憩したあとに続けて行われ、すべての選考会が終了となりました。

終了後のミーティングで、少年委員長から
「選抜されることだけが、このセレクションの目的ではありません。
この期間中に、つちかった技術や意識を、同じ目標に向かって走ってきた仲間たちとともに、次のステップで生かしてほしいと思います。
成長した姿をお互いに確認しあえるように、これからも励み続けてください。」
と総括されました。

最後に、全員が輪になり
「福岡 ファイト!」
と、大声でエールをあげ、保護者の皆さんに挨拶して、4日間が終わりとなりました。


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